福島技術士事務所は○○○○○○○○を専門とする○○○○○○○○会社です。
現場の課題や問題の解決事例
生産性向上
１．はじめに
企業の労働生産性向上は、重要な課題です。製品の組立や部品加工などあらゆる仕事の生産性を高める取り組みを行わなければなりません。生産性を高めるには、従業員の仕事のデジタル化や日常の生産技術（加工技術）の開発を推進していくことが必須になります。生産性と高めていくには、経営者の強いリーダーシップが求められています。
２．製品生産の自動化
（１）機械が製品をつくる
生産性を高める最大の取り組みは、「ものづくりの自動化」です。部品加工や製品組立の自動化は、専用の組立機やロボットを活用することになります。さらに、搬送装置、各種の検査機器などの自動化を急がなければなりません。
（２）設備投資
生産設備類の自動化は、高額な設備投資が必要になります。従って、経営者の重要な経営判断になります。逆に、設備投資なくして生産の自動化は出来ないことになります。例えば、数台のロボットの導入事例では、ロボット本体のほかに周辺装置も含めると数千万円にもなります。しっかりした自動化計画を立案し、実行する必要があります。
経営者が設備投資を阻むのは、採算性です。これも低賃金で雇用する従業員との採算性比較をすれば当然設備投資はできないということになります。しかし、賃金が高くなれば、採算性はよくなるのですから将来を見据えた経営判断が求められます。
３．作業の効率化
（１）職場のムダ排除
ものづくりの現場では、組立や加工作業における手待ちをはじめとするいろいろなムダが転がっています。例えば、使用材料の残材、不良品、使われない部品在庫、作業の手待ち、設備の停止、工程間の在庫などいろりおなムダが生じています。このようなムダな作業を改善することによって作業の効率を高めていく必要があります。
ジャストインタイムで活用される「必要な部品を必要な時に、必要なだけつくる」ことが、職場改善の第一歩になります。
（２）標準時間の設定と活用
現場の作業には、標準時間を設定して、これを基準又は目標として作業の改善を図っていくことが望まれます。生産能率や工数低減の尺度などに活用します。なお、標準時間の設定方法は、専門的な知識も必要になりますから、社員のリスキリングにもなります。
４． 社員教育
企業を発展させ、企業価値を高めていくのは社員（従業員）です。めざましく変化する企業を取り巻く環境に対応するには、社員教育の時間がないという声を聞きます。社員教育には、時間も必要だし、その効果もすぐに現れない部分も多いものですが、継続的な
生産性を高めるには、社員教育は欠かせません。特に、遅れている事務部門のデジタル化は、急がなければならないといえます。
ものづくり企業に限らず、日本企業の仕事のデジタル化が遅れているのは、日常使っているパソコンがワープロ程度しか活用されていないことにあると思います。
パソコンをロボットのように使っていくことをRPA（Robotic Process Automation：業務の自動化）ということがあります。文字通り、パソコンに作業させる指令（プログラム）を与えておき指令通りロボットの如く作業をさせる方式です。これは、標準ソフトがいろいろなソフト会社から市販されています。
日常の事務作業の自動化を推進するためには、先ずExcelのVBA（Visual Basic for Applications)を活用したいものです。これは、自分の繰り返し行っている仕事の手順をプログラム化して、自動処理（マクロの実行という）する手法です。事務の業務は、従業員自らがデジタル化していくことが急がれています。パソコンに仕事を任せることによって、仕事を素早く、正確に行うこともできます。価値も生まれてきます。
５．製造技術開発
（１）技術開発
企業の持つ製造技術の開発を行うことは重要な取り組みであることはいうまでもありません。ものづくりの基本である「より良い製品を、より
安く、より早く」を目標に部品の加工技術や組立技術の開発を進めなければなりません。そのきっかけとして、異次元のＱＣＤ目標を設定することも必要です。例えば、現在の製品を作るリードタイムを半減するには「何をどうしなければならないか」といった具合に取り組んでいくいくことです。
（２）新分野の技術導入
自社の技術の特徴や強みを発展させていくことは常道ですが、変化の激しい現代において、新分野の技術を取得していくことも選択肢となります。 特に、AIの実務的な活用をよく研究していくことです。今後AIによって仕事も変化してくることが予想されています。如何に活用していくかを検討しなければなりません。
６．新製品開発
（１）製品開発（新製品の開発や現在の製品の改良）
ものづくりの生産性を革新的に高める手段として、製品を作る方法を全く変えることです。新しい製品の開発は、企業として決して手を抜いてはいけないことはいうまでもありません。製品製造の自動化は、設計段階から行う必要があります。すなわち、自動化し易い製品を設計することが必要です。
また、現在の製品設計の変更も重要な手段です。現場から要求される作り易い製品も検討しなければなりません。
製品開発の基本的な考え方は「軽薄短小」です。この考え方は、新技術の開発や原価低減の手法としてもよく使われるものです。
（２）製品に付加価値をつける
一般的によくいわれているのは、製品に付加価値をつけることです。自社製品の付加価値は何かをよく検討する必要があります。付加価値は、お客様の立場、視点を意識することから始まるものです。お客様の声をよく聞くことが第一歩になります。
（参考） 付加価値とは
付加価値をつけるのは製品だけではなく、企業や従業員も同じことがいえます。ものづくり企業において、付加価値をつけるとはどうゆうことかを理解しておきたいと思います。製品に付加価値を付けるとは、製品に新たな価値を追加することですから、どんな価値を追加するかを考えていくことになります。、
次の図は、私の考える企業における価値を記載したものです。ご参考にしてください。
従業員がリスキリングによって、新たな資格や技能を身に着けることは、自分自身に付加価値を付けることになりますから本人の価値を高めることになります。その結果として賃金も高くなっていくことにつながってきます。
製品については、「高付加価値」を付けるということがよくいわれます。製品開発によって、より価値を高めることは、設計者の目標といえます。
生産性向上
１．はじめに
企業の労働生産性向上は、重要な課題です。製品の組立や部品加工などあらゆる仕事の生産性を高める取り組みを行わなければなりません。生産性を高めるには、従業員の仕事のデジタル化や日常の生産技術（加工技術）の開発を推進していくことが必須になります。生産性と高めていくには、経営者の強いリーダーシップが求められています。
２．製品生産の自動化
（１）機械が製品をつくる
生産性を高める最大の取り組みは、「ものづくりの自動化」です。部品加工や製品組立の自動化は、専用の組立機やロボットを活用することになります。さらに、搬送装置、各種の検査機器などの自動化を急がなければなりません。（２）設備投資
生産設備類の自動化は、高額な設備投資が必要になります。従って、経営者の重要な経営判断になります。逆に、設備投資なくして生産の自動化は出来ないことになります。例えば、数台のロボットの導入事例では、ロボット本体のほかに周辺装置も含めると数千万円にもなります。しっかりした自動化計画を立案し、実行する必要があります。
経営者が設備投資を阻むのは、採算性です。これも低賃金で雇用する従業員との採算性比較をすれば当然設備投資はできないということになります。しかし、賃金が高くなれば、採算性はよくなるのですから将来を見据えた経営判断が求められます。
３．作業の効率化
（１）職場のムダ排除
ものづくりの現場では、組立や加工作業における手待ちをはじめとするいろいろなムダが転がっています。例えば、使用材料の残材、不良品、使われない部品在庫、作業の手待ち、設備の停止、工程間の在庫などいろりおなムダが生じています。このようなムダな作業を改善することによって作業の効率を高めていく必要があります。ジャストインタイムで活用される「必要な部品を必要な時に、必要なだけつくる」ことが、職場改善の第一歩になります。
（２）標準時間の設定と活用
現場の作業には、標準時間を設定して、これを基準又は目標として作業の改善を図っていくことが望まれます。生産能率や工数低減の尺度などに活用します。なお、標準時間の設定方法は、専門的な知識も必要になりますから、社員のリスキリングにもなります。
４． 社員教育
企業を発展させ、企業価値を高めていくのは社員（従業員）です。めざましく変化する企業を取り巻く環境に対応するには、社員教育の時間がないという声を聞きます。社員教育には、時間も必要だし、その効果もすぐに現れない部分も多いものですが、継続的な
生産性を高めるには、社員教育は欠かせません。特に、遅れている事務部門のデジタル化は、急がなければならないといえます。ものづくり企業に限らず、日本企業の仕事のデジタル化が遅れているのは、日常使っているパソコンがワープロ程度しか活用されていないことにあると思います。
パソコンをロボットのように使っていくことをRPA（Robotic Process Automation：業務の自動化）ということがあります。文字通り、パソコンに作業させる指令（プログラム）を与えておき指令通りロボットの如く作業をさせる方式です。これは、標準ソフトがいろいろなソフト会社から市販されています。
日常の事務作業の自動化を推進するためには、先ずExcelのVBA（Visual Basic for Applications)を活用したいものです。これは、自分の繰り返し行っている仕事の手順をプログラム化して、自動処理（マクロの実行という）する手法です。事務の業務は、従業員自らがデジタル化していくことが急がれています。パソコンに仕事を任せることによって、仕事を素早く、正確に行うこともできます。価値も生まれてきます。
５．製造技術開発
（１）技術開発
企業の持つ製造技術の開発を行うことは重要な取り組みであることはいうまでもありません。ものづくりの基本である「より良い製品を、より
安く、より早く」を目標に部品の加工技術や組立技術の開発を進めなければなりません。そのきっかけとして、異次元のＱＣＤ目標を設定することも必要です。例えば、現在の製品を作るリードタイムを半減するには「何をどうしなければならないか」といった具合に取り組んでいくいくことです。（２）新分野の技術導入
自社の技術の特徴や強みを発展させていくことは常道ですが、変化の激しい現代において、新分野の技術を取得していくことも選択肢となります。 特に、AIの実務的な活用をよく研究していくことです。今後AIによって仕事も変化してくることが予想されています。如何に活用していくかを検討しなければなりません。
６．新製品開発
（１）製品開発（新製品の開発や現在の製品の改良）
ものづくりの生産性を革新的に高める手段として、製品を作る方法を全く変えることです。新しい製品の開発は、企業として決して手を抜いてはいけないことはいうまでもありません。製品製造の自動化は、設計段階から行う必要があります。すなわち、自動化し易い製品を設計することが必要です。また、現在の製品設計の変更も重要な手段です。現場から要求される作り易い製品も検討しなければなりません。
製品開発の基本的な考え方は「軽薄短小」です。この考え方は、新技術の開発や原価低減の手法としてもよく使われるものです。
（２）製品に付加価値をつける
一般的によくいわれているのは、製品に付加価値をつけることです。自社製品の付加価値は何かをよく検討する必要があります。付加価値は、お客様の立場、視点を意識することから始まるものです。お客様の声をよく聞くことが第一歩になります。
（参考） 付加価値とは
付加価値をつけるのは製品だけではなく、企業や従業員も同じことがいえます。ものづくり企業において、付加価値をつけるとはどうゆうことかを理解しておきたいと思います。製品に付加価値を付けるとは、製品に新たな価値を追加することですから、どんな価値を追加するかを考えていくことになります。、
次の図は、私の考える企業における価値を記載したものです。ご参考にしてください。
従業員がリスキリングによって、新たな資格や技能を身に着けることは、自分自身に付加価値を付けることになりますから本人の価値を高めることになります。その結果として賃金も高くなっていくことにつながってきます。
製品については、「高付加価値」を付けるということがよくいわれます。製品開発によって、より価値を高めることは、設計者の目標といえます。